相変わらず、絵の勉強は進んでないですが、
昔使っていた画材を見ていたら、
ヌードデッサンに挑戦した時のことを思い出したので
その話を書きます。
もう10年以上前、通信講座のスクーリングで参加しました。
私はあまり人体のデッサンは得意じゃありません。
その時担当されていたインストラクターさんによると、
写真を見て描くのと、実際の人体を見て描くのでは
同じ人物デッサンであっても、全然違うのだそうです。
モデルさんが、ぱっとポーズを決めたら、
そのまま彫像のように、微動だにしないことに感動しました。
デッサンの時間は20分間だったと思います……きつい仕事ですよね。
絵のモデルなら当たり前のことかもしれませんが、
実際に見たら、本当にプロって凄いなって。
その時、私の絵が一番下手だったんじゃないかと思いますが
インストラクターさんには
「デッサンは狂ってるんだけど、見た時の感動が
絵に現れていて良いと思います」と褒めていただきました。
なんか、逆より嬉しかったかもしれません。
デッサンは正確だけど、感動が現れてないと言われるよりも。
……いや、もちろんデッサンは正確なのに越したことはありませんが。
そのあとインストラクターさん(男性の方でした)が
「私は高校生の時にはじめてヌードデッサンを経験しました。
その年頃だし、エッチな気分になるかなと期待していたんだけど
実際の会場は緊張感がはりつめていて、
とても、そんな気分どころじゃありませんでした」と
お話されていました(笑)
あと「恥ずかしいからと、全部を描かない生徒さんもいて困る」とも
おっしゃってましたけど、確かに、それもありそう……。
とにもかくにも、貴重な体験だったと思います。
いつかまた機会があれば、ぜひまた挑戦してみたいですね。