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星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

「要約筆記」の思い出。(その2)

ボランティア

前回の記事の続きです。

 

 

要約筆記というボランティアは、

手話に比べて知名度が低く、

(特に自分が活動をはじめた十数年前は)

自分が知ったのはまったくの偶然です。

 

よく内容も分かってないまま

奉仕員になるための講座を受講したような……。

結局は文章の勉強をしたい、という動機だったと思います。

最初は「速記」的なものと勘違いしていたかも。

 

ボランティアとしては、

そんな当初の目的は、ズレたものでしたが、

実際、文章の勉強をするには、

すごく良い活動だったかもしれません……。

嫌でも日本語の勉強になります。

とにかく、どんどん文章を書かないと話の筋に追いつかないし、

意味の通じない文章や間違った漢字を書いたら

利用者の方にも申し訳ないことになってしまいますし。

 

熱心なボランティア精神をお持ちの方でも、

ある程度「書ける」人となると限られるので、

私くらいの実力でも、

ずいぶん色んな現場に叩きこまれたなあ……。

要約筆記活動には守秘義務があるので、

具体的にどんなところに行ったかは書いてはいけないのですが、

貴重な体験をさせていただきました。

 

 

要約筆記は、手書きでおこなう「手書き要約筆記」

パソコンで文字を打つ「パソコン要約筆記」に大きく分けられ、

自分は「手書き要約筆記」を長くやってきました。

(昔はOHPを利用して

複数人で協力して文章を書いたりしていました)

 

が、時代とともにパソコン要約筆記の方が主流になり、

要約筆記にまつわる制度も変わっていったため、

だんだん離れることになりました。

パソコン苦手だし。

当時所属していたサークルもなくなっちゃったし。

 

 

昨年、戸田奈津子さんの講演会に行った時、

会場に、パソコン要約筆記もついていて、

スクリーンに映し出される文章を読んでも分かりやすかったし、

時代の流れを感じました。

 

当時は大変だったけど、

(途中で辞めたいと思っても抜けられなかったし)

今でも、たまに活動していた福祉会館などに立ち寄る機会があると、

サークルの皆さんや、出会った聴覚障がい者の方々が、

すごく懐かしくなったりするので、

やっぱりあの頃、要約筆記をやっていて、良かったのかなと思います。