「ビブリア古書堂の事件手帖」(三上延/著 メディアワークス文庫)
楽しみにしていた7巻を読みました!
ベストセラーになった作品だしドラマ化もされましたが、
自分が読みはじめたのは、もっと遅くて、
ドラマも終わってからだったと思います。
最近流行っている本をめったに読まないので(読めよ)
なかなか手が伸びなかったのですが、
ヒロインの栞子さんのような凄い「本の虫」ではなくても、
本好きにとっては、とても魅力的な作品でした。
もちろん物語も良いのですが、このシリーズの魅力は
本にまつわる知識にも色々触れられていることですよね……。
ささやかなことですけど、
本の背についている、しおり用の紐を
「スピン」と呼ぶことも、ビブリアを読んではじめて知りました。
そして、物語の中に、自分が読んだことのある作品が登場すると
ちょっと嬉しいです(笑)。
主人公のあまりにアレな性格と大量のルビで、
途中で投げそうになりながら、頑張って最後まで読んだんですが、
あの小説には違う結末もあったとはね……。
ほか、ロバート・F・ヤング「たんぽぽ娘」とか。
……あ、私が「たんぽぽ娘」を読んだのはビブリアより後だっけ。
でも、ヤングのほかの短編集が面白かったので、
あの作者さんだ、と思っただけでも嬉しくなりました。
もちろん、読んでいない作品の方がずっと多いので、
もっと本を読まなくちゃな~とも思います(^^;)
7巻の裏表紙に「物語に幕引きのとき」とあったので
ついに最終巻なのか、と寂しくなってしまいましたが、
本編が完結とのことで、番外編やスピンオフとしては
まだ続くとあとがきにあり、なんだかホッとしました。
さらにアニメ映画にも実写映画にもなるって、すごいですね。
映画館で上映されたら、ぜひ観に行きたいです。