去年、UBEビエンナーレのお話を3回にわたって書きましたが。
ときわ公園に行って、もうひとつ嬉しいことがありましたので、
今頃ですけど、記事にします。
地方のニュースで、ときわ公園に
白鳥が戻ってきたという情報を聞いていて、
その姿を見ることを楽しみにしていました。
ときわ公園の中にある、ときわ湖には、もともと、
何百羽もの白鳥が、ひしめきあうように泳いでいたのです。
「白鳥の湖」というと、いかにも優雅なイメージですが、
それだけ大量にいると、優雅でもなんでもない感じでした。(笑)
白鳥は宇部市のシンボル的な存在ですし、
それが当たり前の光景だと思っていました。
ところが7年前、鳥インフルエンザにかかった鳥が見つかったため、
すべての白鳥が処分されるという悲しい出来事がありました。
専門家の意見による、やむを得ない決定だったのでしょうが……。
それ以来、すっかりがらんどうになったときわ湖を見ると、
とても寂しかったのです。
飼育員さんたちの気持ちを思うと、心が痛みました。
多くの市民が同じ気持ちだったようで、
白鳥をもう一度、という声が市にたくさん寄せられていたとか。
久しぶりに目にした、ときわ湖の白鳥はずっと少数で。
8羽ぐらいだったかな……?
帰って来たと言っても、もちろん同じ白鳥ではないですが、
昔、ときわ湖にいた白鳥の子孫だと聞きました。
大量の白鳥が泳いでいた過去の光景が懐かしくはありますが、
そうした過密な状況も、保護の観点からは良くなかったそうです。
今後は少数の白鳥を大切に守っていくとのこと。
冬の間は、湖から飼育施設に移して保護しているそうです。
……狭くはあるでしょうが、
うん、鳥インフルエンザに罹ってしまうよりはいいよね……。
UBEビエンナーレに行って、
ちょうど私がこの白鳥たちを画像に撮った次の日に、
飼育施設にお引越ししたそうです。
よかった、湖で泳ぐ姿を見られて(^―^)
もう、あのような悲しい出来事は繰り返されないように、
一市民として祈っています。