時間はさかのぼって、去年の9月頃の話です。
その前日から、祖母が
「家の中になにか大きな虫がいる」と言っていました。
私は特別虫嫌いというほどではないですが、好きでもありません。
多少、気には掛かっていたのですが……。
夜になって、そいつがバタバタとすごい勢いで、
部屋の中を飛び回りはじめたんです。
とっさのことなので、画像は撮れませんでしたが、
……コウモリでした。
いや、虫ってサイズじゃないだろぉ!
まぁ、実はコウモリが家に入ってくるのは2回目なので、
それほどは驚かなかったんですけどね。
コウモリがよく飛んでいるそうです。夕暮れの空とか。
意識して見たことはありませんが。
ちょっとの間、騒がしく飛び回った後、
またコウモリは家の中のどこかに潜んでしまいました。
よく分かりませんが、万一、フンをされてしまうと嫌なので、
特に大事なものにはタオルを掛けて保護して、その夜は寝ました。
次の朝、カーテンにしがみついて寝ている
コウモリを発見しました……。
思いのほか小さかったので、
最初、なんか毛玉がひっついてるのかと思った……。
翼はどこに収納されてるんでしょう。
折りたたまれると分からないんですね。
顔はネズミみたいで可愛かったと母が言っていました。
(私は見ませんでしたが)
ちなみに我が家には、
雀やもぐらなど小動物を獲るのが好きな、ハンター猫が生息しているので、
その猫に見つかる前に、コウモリを外に出せて良かったなと思いました。
なんで家に入って来たのか分かりませんが、
ここは安全な場所ではないぞ、コウモリ君。
……あれから、無事に秋芳洞に帰れたかな。