2月に、周南市美術博物館で開催されていた
「ファンタジーの王様 武井武雄展」に行ってきました。
大正や昭和の時代に活躍された絵描きさんです。
このチケットのイラストのタイトルは「3番おばけ」。
よく見ると、文房具など、いろいろなものが組み合わさっていて
子ども心をくすぐってくれる絵だなぁ……と思いました。
実は、「童画」という言葉を、
はじめてつくったのも、この方なんですって。
ほかの絵描きさんが、子ども向けの絵を
アルバイト感覚で描いていた中、
「童画」の世界を、芸術の域として高めた方だそうです。
『コドモノクニ』という当時の児童雑誌の
挿絵などを描かれていたとか。
創刊号のタイトルを描いたのも武井武雄さんで、
題字のデザインがされたのは、日本ではじめてだったということが
キャプションに書いてありました。
ロゴデザインの元祖だったのでしょうか。
のちの時代では当たり前のことでも、
最初にアイディアを出して実行された方は、凄いですよね。
飾られている絵も、
自由な発想で遊び心たっぷり。
当時の子どもたちにとって、
斬新でワクワクする絵だっただろうなと思いながら、
会場をめぐっていた時。
……なんだか、見覚えがある絵が目にとまりました。
その絵をどこで見たのか思い出した瞬間、
私はすっかり1人でテンション上がってしまいました!!
もう、本当にこの展覧会に来てよかったと心から思ったぐらいに。
(その2)に続きます!