東京に住んでいる妹が、母の日に、
母宛てにプレゼントを送ってくれました。
彼女はまめに色々と祝ってくれるのです。
しかも、贈りものがとても素敵で。
キンモクセイの花びらジャムと、
桃の花びらジャムだそうです。
ジャムの中に花びらが浮かんでいて、
とても綺麗。
NPO法人でつくられているようです。
焼き菓子にかけたり、
紅茶に入れたりすると良いみたいです。
お洒落なティータイムが楽しめそうですね!
……ところで、ジャムを入れた紅茶のことを、
ロシア紅茶っていうんですよね。
その言葉を知ったのは、小学生の頃に読んだ
安房直子さんという児童文学作家の
「あるジャム屋の話」という物語からでした。
売れないジャム屋の青年に恋をした鹿のお話です。
2人(1人と1頭と言うべきでしょうか?)が、
毎晩、森の小屋で一緒に飲むロシア紅茶が
とても美味しそうなんです。
懐かしくなって読み返してみました。
講談社文庫の「夢の果て」という短編集に収録されています。
そうしたら、別のお話には、
キンモクセイの花の精である少女たちが登場していて、
ますます嬉しくなりました。
あーあ、あの頃の私は、
こういう素敵な作品を書ける作家になりたかったんだー!
「夢の果て」、どのお話も好きなので、
花びらのジャムを入れた紅茶を飲みながら、
久しぶりに読み返してみたいですね。
(いや、母がもらったジャムなんですけどね。。。)