星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

ちょっぴりトラウマな校閲の話。(その2・新聞編)

(一昨年ですけど、前回の記事)

 

新聞を読んでいる時、たまに

新聞社の校閲部による記事を発見すると

なるべく目を通すようにしています。

いい勉強になりますので……。

 

先日、8月8日の毎日新聞では、

「準備は万端だ」という文章は

日本語として正しいかどうか、

論じられた記事がありました。

 

日本語の文章としては、

「準備万端整った」か、

あるいは「準備は万全だ」と書くのが

正しいとされているそうです。

 

でも、世間では「準備は万全だ」より

「準備は万端だ」という言葉を使う人の方が

多いとのこと。

 

……うん。私だってフツーに、

「準備は万端だ」って方を書きそうだなぁ。

 

 

まあ、言葉とは移り変わっていくものですから、

誤用の方がだんだんスタンダードになっていけば、

もうそっちが正解でいいじゃん。と、

いい加減な私なんかは思ってしまいます。

 

たとえば独壇場(どくだんじょう)という言葉だって、

独擅場(どくせんじょう)の誤読による慣用だと

辞書には書いてあるけれど。

私だって、たとえ元は誤用だったとしても、

やっぱり独壇場という言葉の方を使うなぁ。

 

……って、独壇場と、独擅場って、

こうして改めて文字を打ってみると、

真剣に間違い探ししなきゃいけないぐらい

微妙な違いなんですけど……。

……いや、こりゃ誤用が定着するのも無理ないわ。

(どの部分が違うか分かりましたか?)

 

 

まぁ、それはさておき。

今の言葉の変化を知るためには、

新聞を読むことも大事だな~と。

コツコツ言葉を学ばなくてはと思った次第です。

 

「日本語の準備は万全」……なんて言葉は、

きっと永遠にあり得ないのですから^^;