ところで展示会場の入り口のところには
二コラ・テスラの生涯がパネルに書かれていましたが。
テスラが誕生した時、空には稲妻が光ったそうです。
前の記事に書いた、テスラ・コイルの放電実験を見た時、
バチバチと音を立てて空中に光る電気を見ながら、
それを思い出して、少しだけ笑いそうになりました^^;
だって、数ある自然現象の中でも、
稲妻ってぴったりすぎるじゃないですか!
天才とは、そうした伝説を残すものなのでしょうか……。
エジソンのライバルと言われた二コラ・テスラですが、
実際、電力システムを直流にするか、交流にするかでは
直流派のエジソンと真っ向から対立し、
ついには勝利をおさめたのだとか。
ま、私はいまいち電気の仕組みを理解してませんが^^;
遠くまで電気を送るには、コストも安くすむし、
交流の方が適しているそうです。
……いや、本当にすごい発明家ですよね。
そんな二コラ・テスラが、
なぜ負かしたはずのエジソンよりも
有名にならなかったのかというと。
エジソンが実業家であるのに対し、
テスラはあくまで発明家気質だったとのこと。
ソラールで配布されていたテスラについての冊子を
家に帰ってから読んでみたのですが、
この方、あんまり経済的な感覚無かったのかな?
……と思ってしまいました。
もちろんテスラを援助してくれた人々もいたのですけど、
研究の途中で、研究所が火事になってしまったり、
スポンサーに手を引かれてしまったりと、不幸な出来事もあり、
のちには資金繰りに苦しんだようです。
「世界システム」という、
今日のインターネットなどの基になるような構想を
一世紀も前に考えていたのにね……。
まぁ、でも。
ある分野での巨大な才能を持って生まれた人は、
一般的、日常的な部分では欠落を抱えていることが
多いみたいですよね。
なお私自身は、凡才に加えて欠落だらけな人間ですし、
一般常識も足りないと思いますが。
それでも、二コラ・テスラを知らなかったのは私だけではないはずだ!
こんなにすごい発明家のことを
今まで全然知らなかったんだなーと思うと、
やっぱり今回もソラールに行ってよかったなと思いました。
……そして、展示期間の終わりに間に合うように
記事を書くのは、やっぱり無理でした( ̄∀ ̄;)
またこうした機会があれば、もっと早めに行きたいものです。
できれば。うん、できれば。。。。