星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

むかし、星空に「ねこ座」があったらしい。

私は猫好きなのですが、猫派の方たちの中には

干支にも十二星座にも猫が登場しないことに対して、

ちょっぴり残念な気持ちを持つ方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

もしも、ねこ年生まれだったり、

誕生日の星座がねこ座だったりしたら

私も嬉しかったのですけどね~。

 

干支に猫が登場しない理由は

昔話で語られていますけど……。

星座にはなぜ「ねこ座」がないのでしょう。

 

88個ある星座の中に、「やまねこ座」という星座はあります。

ただ、あまり明るい星がない、目立たない星座で

別に神話などもないそうです。

 

 

昨年、ガンマ線天体というのを結んだ

通常の星座とは違う、新しい星座で

シュレディンガーの猫座」という星座も

できたそうなんですけど。

 

シュレディンガーの猫って、

量子力学の思考実験上のお話とは言え、

猫が50%の確率で殺されてますからね……。

生きているか死んでいるか分からない猫の星座ができても、

猫好きとしては嬉しくないような気が……。

 

 

ところが。

たまたま星座に関する本を読んでいて、

昔、本当の「ねこ座」がつくられたことが

あったと知りました。

 

フランスのラランドという天文学者

自分は猫が好きだからと、

うみへび座の背中のところに

無理やりねじこんでしまったとか……。

 

そのように強引につくられた星座は

ほかにも色々あったそうですが、

結局、後世に残されることなく消えてしまったそうです。

ラランドのつくった「ねこ座」も同じ運命をたどりました。

 

………………。

やはり、猫好きにとって嬉しい話ではありませんでした。

これらのエピソードを見る限り、

猫と星座は妙に相性が悪いのではないか、と思う次第です。