星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

図書館での、本好きには貴重な体験。(その2)

普段は入ることができない図書館の書庫。

宇部市立図書館の書庫は、1層~4層まであるそうです。

今回の図書館まつりで入れてもらえるのは、

一般書が保管された3層のみとのこと。

集まったほかの希望者の方たちと一緒に、

図書館のスタッフさんに案内されて、

エレベーターで上りました。

 

エレベーターの中で、これがミステリーだったら

書庫での密室殺人とか面白そう、とか

つい思ってしまったのは内緒です。

現実の殺人事件には遭遇したくないですし、

フィクションにせよ、私にミステリーは書けません。。。

 

 

個人的には、児童書が置いてあるという4層に

是非とも入ってみたかったのですが、

3層だけでも、ぎっしり並んだ本棚に沢山の本が置いてあり、

30分じゃ時間が足りない!という気分でした。

 

でも、30分だけでも入れてもらえたこと自体が

有難いなとも思いました。

書庫の中には、貸し出しを禁止されている

貴重な本もありましたし。

 

稀覯本と呼ばれる珍しい本も置いてあったようです。

……「ビブリア古書堂」の小説シリーズ以外では

稀覯本なんて言葉自体、はじめて見たぞ^^;

 

 

個人的に気になったのは

「赤い鳥」の復刻版があったこと!

 

「赤い鳥」というのは大正時代に創刊された、

童謡や童話の載った子ども向け雑誌です。

本好きを自称するわりには

全然詳しいわけではありませんが、

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」とか

北原白秋とか与謝野晶子とか、

有名作家の名前が誌上に並んでいるのを見るのは

なんだか新鮮で、感動してしまいました。

 

貸し出し禁止ではないようでしたし、

借りて帰って、ゆっくり見たい気持ちもありました。

立ち読みするには、やはり30分は短すぎます。

……でも、借りませんでした。

 

その日、あまり沢山本を借りるつもりはなかったので

手持ちの袋に、あんまり入れるスペースがなくて……。

無理に入れるなんて、もってのほかです。

復刻版と言え、こんなに貴重な本に

ちょっとでも傷や汚れをつけたりしたら、

たとえ図書館の方に何も言われなかったとしても、

私は自分を許せませんっ( ̄д ̄;)

 

テンション高めのまま、まだ(その3)に続きます。