星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

図書館での、本好きには貴重な体験。(その3)

さて、「赤い鳥」の復刻版は借りなかったものの。

せっかくの機会だから、

なにも本を借りないのはもったいないです。

 

そこで、残り時間で、

急いで借りたい本を探すことにしました。

 

選んだのは、中学生の時に読んだ懐かしい小説と、

もう1冊、井上ひさし「自家製 文章読本」という本でした。

 

川端康成の文章の指南本もあって、

最初はそちらを手に取ったのですが、

高尚すぎて理解できる自信がなかったという。

そういえば昔、「雪国」は読んだことがありますが

私には素晴らしさが分からなかったです……。

 

文学作品って、なんとなく理解できない側が

悪いような気がしてしまいますけど、

純文学でも児童文学でもラノベでも漫画も映画も芸術作品も、

自分にとって好きなものは好き、分からないものは分からない、

……で良いですよねぇ。私はそう思ってました。

 

井上ひさしさんの小説は、一時期ハマったことがあって、

大長編の「吉里吉里人」など、何冊か読みました。

だから、私にも読めるかなと思って選んだのですが……。

 

まだはじめのあたりの部分しか読んでいないですけど、

文章上達の道のためには、やはり、

「名文に触れていく努力も大切なのではないか」とも

考えさせられてしまいました。

分からないなりに読み続けるのも大事だろうか……。

 

読書の秋だし、この一冊で、

「文章とは何か?」ということについて

あらためて考えてみたいと思います。

 

 

ところで先日、ニュースで見たのですが

全国的に、図書館の書庫は、

もう満杯状態、あるいは数年以内に満杯になってしまいそう、

というところが増えてきているそうです。

 

図書館の場合、税金で本を購入しているので

増えた本をなかなか処分できない、という事情もあるとか。

 

アナログ人間の私は、紙の本が好きですけど、

確かに、保管のための場所をとってしまうという

デメリットも大きいんですよね……。

うーん、本は次世代に贈る大事な宝物でもあるので、

なんとかならないものでしょうか^^;

 

 

まだまだ素敵な本が眠っていそうな書庫でした。

また図書館でのイベントがあれば、

是非入ってみたいものです。

 

その時には、大事な本を入れるための袋を

ちゃんと用意して行こうと思います!