星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

「吉田松陰のポテトチップ」を食べてみた。

吉田松陰のポテトチップ」……

後日、いつものガラポンのアルバイトに行った時に

主婦の方たちから聞いたのですが、

大きなメーカーが生産しているわけではないので

入手しにくい商品なのだそうです。

 

道理でなかなか見つからなかったはずだ……。

 

母の知り合いには、萩市近くまで

わざわざ買いに行ったという方もいるとか。

宇部から行くとかなり遠いと思いますが。

 

聞いたところによると、「ザワつく金曜日」でも

お取り寄せポテトチップとして紹介されたそうです。

 

地方の山口県民としては

やっぱり地元の商品が全国で人気になると

ちょっと嬉しくなってしまいますね。

 

 

で、肝心の味はというと、

山口県産ゆず塩使用、だそうです。

ゆずの苦みがあって大人向けの味でした。

 

……ま、値段からいっても

子ども向けのお菓子ではない気がしますね……。

 

 

ところで、これもアルバイトの時に

噂話で聞いたのですが、

最近の歴史の教科書には

吉田松陰は載っていないのだそうです。

 

だから、最近の子どもたちは

吉田松陰の名前を知らなかったりするとか。

 

私自身、社会科目は非常に苦手だったので

吉田松陰といえば、幕末の偉人で

萩の「松下村塾」の先生だというような

ふんわりとした知識しかないですが、

山口県の有名人なので、

教科書から消えたというのが本当なら

やっぱり少し寂しい気もします。

 

県内でも、山陰地方では

今でも子どもたちに「松陰先生」と呼ばれて

親しまれていると聞いたことがあります。

 

……まあ、でも、きっと大丈夫。

 

松陰先生、教科書に載らなくなっても

ポテトチップとして全国に

その名を轟かせ続けるんじゃないでしょうか( ̄∀ ̄)

 

ひそかに人気が続くことを祈っております。

「吉田松陰のポテトチップ」を探してみた。

去年のことですが、東京の妹から、

吉田松陰のポテトチップ」を見かけたら

買ってほしいというメールが来ました。

 

山口県のご当地ポテトチップとのことで。

私は地元にいるにもかかわらず

知らなかったのですが、

なにかの番組でご当地ポテトチップの

ランキング1位を獲ったらしく、

ポテチが好きな妹は

食べてみたくなったようです。

 

道の駅など、お土産屋さんに置かれているそうで、

一袋400円程度と、ポテチにしてはお高めとのこと。

 

妹は「無理しなくても、見かけたらでいいから」

……と言ってくれたのですが、

 

彼女にはよく、東京から

面白いグッズや楽しいお菓子を

送ってもらっているので、

(このブログでも何度も

ネタにさせてもらってますし)

是非とも、いつものお返しに

探してあげたいと思いました。

 

……が。見つからねえ。

 

近くに道の駅はないので、

下関市山口市に行った時に

駅のお土産コーナーに立ち寄ったり、

お土産屋さんを見かけたら覗いてみたりと

寄り道できる範囲で、あちこち探してはみたのですが、

それらしきものが一向に見つかりません。

 

 

ついでの寄り道では見つかりそうにないので、

多分このあたりの駅では

一番お土産コーナーが充実していそうな

新山口駅で探してみるか、

あるいは山口宇部空港まで

足を延ばしてみようか……と考えていたのですが、

去年から妙にバタバタ続きだったため、

なかなかその時間も取れませんでした。

 

 

そんな感じだったので、

普通に某スーパーで買い物中に見つけた時には

嬉しいというよりも

驚愕とともに脱力しました( ̄∀ ̄;)

 

県内の商品販売イベントで

なんのアピールもなく、

ただ隅っこに置かれていまして……。

 

とりあえず妹と自分用に

一袋ずつ買って帰りました。

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次回、実食編(^_^)

そういえば、1月の大雪と断水の話……(その2)

……あの時の断水は3日続いたので、

備蓄していた水だけでは足りず、

途中で雪の中、スーパーに水やコーヒーなどを

買い出しに行きましたけど、

 

(水が売り切れということもなかったので、

どこの家も断水していたわけではなさそうでした。

ただ、あとから聞いたところ、

隣の家も同じく3日間断水していたそうです)

 

東京の妹が、母から状況を聞いたらしく、

Amazonで水をいっぱい注文して送ろうか?と

メールしてくれました。

 

まあ、水が届くまでに

断水が終わる可能性の方が高そうでしたから、

気持ちだけもらいましたけど、

それにしても良い妹ですわ( ̄∀ ̄*)

 

 

ところで、水が貴重な時には

極力洗い物を増やさなくてすむように、

食事の時、まずお皿にラップをかけてから

その上におかずを盛ると良いと聞いていたので

はじめて実際にやってみました。

 

食事が終わってからラップだけ捨てれば

次の食事にも、そのままお皿が使えますからね。

 

こういう時のために、

コンビニの割りばしやプラスチックのスプーンも

使わなかったやつを溜めていましたし。

 

だから食事の時だけはほんのちょっと、

キャンプのような気分で楽しかったです。

(それでも3日間で洗い物がシンクに溢れかえりましたけど。

ラップ作戦を実行したのは私だけだったですし……)

 

しかも、そんな時に限って生理が来てしまったりして、

楽しいとか思う場合ではなくなりましたが(°д°)

 

水の有難みをつくづく感じる良い機会でした。

4日目のお昼頃、水道から細々と水が出はじめた時は

さすがに感動してしまいました。

 

災害に対する事前の備えや知識の大切さも

あらためて実感できたと思います。

またの機会があれば経験を役立てたいですね……。

そういえば、1月の大雪と断水の話……(その1)

前々回の記事を書いて思い出しましたが、

そういえば、1月には大雪が降り積もりましたね。

 

例年、宇部でもたまには雪景色が見られることがあります。

ですが、いつもは積もったとしても

数センチ程度だと思います。

 

1月の大雪では10センチ以上は積もったような気が……。

そして、我が家でも水道管が凍結してしまいました(°∀°;)

 

前日の天気予報でも、凍結の予防として、

水道管に新聞紙などを巻いておくようにとは

アドバイスされていました。

……ただ、家の水道管が、

壁に密着しているタイプだったため

何かを巻き付けることが難しくて

放置していたら、本当に凍ってしまいました。

 

宇部で氷点下の気温が続くことが普段はないので、

油断していた面もあったと思います。

 

 

不幸中の幸いだったのは、

トイレの水道管は別になっていて

そちらは無事に使えたことと、

少しは水の備蓄をしていたことです。

 

去年「常識が通用しない」と

天気予報で言われていた台風10号が来た際、

備えとしてペットボトルの水を買っておいたんですよね。

幸い、台風10号の時は、

うちはなんとか大丈夫でしたけど。

 

大雪の前日、念のため寝る前に

やかんに水を溜めておいたことも正解でした。

 

ただ、台風10号の時は

お風呂にも水を溜めていたけれど、

大雪の時はそこまではしなかったので……。

 

トイレの水が止まらなくて

本当に助かりました……。

もしもトイレが流れなくなっていたら

少しぐらいの水の備蓄では

どうしようもありませんでした。

 

一応、携帯トイレも用意してあったものの、

家族3人分には足らなかったと思います。

断水は、結局3日以上続きましたから。

 

あの時は全国的にも大雪の被害がありましたし、

県内でも、もっと断水が長引いたところもあったようですし、

3日の断水で済んだのなら良かったじゃないかと

思う方もいらっしゃると思います。

ご不快に感じた方がおられたら申し訳ないです。

 

東北の方々の大変さに比べたら、

こんな被害はまだまだ大丈夫だと思って

乗り切った感じです。

 

……次の記事に続きます。

元小説書きにあるまじき失敗をしてしまいました・・・

……タイトルに「元小説書き」と書きましたが、

担当さんから外されたようなので

プロではなくなったとは思うものの、

いまだに本屋さんによっては

自分の本を置いてもらっているし、

電子書籍の印税はまだ

少しですがいただいているので、

どこまでが「元」なのか

よく分からないこの頃です。

 

さて、そんなことはともかく、

前の記事の続きです。

パソコンが壊れてから

すぐに新しいパソコンを

用意できなかったせいで、

あるまじき失敗をしてしまいました。

 

……というのは、

応募するつもりの作品は一応できていて、

なおかつ締切りが迫ってきたため、

公募ガイドに掲載されている情報を頼りにして、

例のXPのパソちゃんで印刷して

応募してしまったのですが……。

 

 

公募ガイドは、誌面のスペースが

限られているためでしょうけど

取り扱っている公募情報のすべてを

掲載しているわけではないようですね。

 

中には「詳細はWEBで」と注意書きがある

公募情報もありますが、

そうではない新人賞であっても

公式サイトをチェックしてみると

公募ガイド本誌には記載されていない

応募条件が載っている場合があります。

 

……って、前にも似たようなことを

このブログに書いた気がします、私。

 

分かっていたのに、

パソちゃんが壊れていたので

公式サイトをチェックしないまま応募した結果、

規定違反をやってしまったことに

後から気づく羽目になりました( ̄д ̄|||)

 

これはショックでしたあああ。

担当さんの年賀状が来なかった時の

50倍ぐらい落ち込みました。

(……まあ、担当さんについては

もう90%以上諦めがついていたので、

ほとんど落ち込まなかっただけですけども)

 

いくら公募ガイドに記載されていなかった

応募条件があったのだとはいっても、

今の時代、公式サイトのチェックを怠るのは

もはや非常識のレベルなのかもしれません……。

 

そりゃ落選しちゃいますよね。

まあ、もしかしたら規定違反のせいだけでなく

普通に小説が面白くなかったのかもしれませんが( ̄∀ ̄)

 

つーか、そもそもの原因は今の時代になっても

スマホを持っていない天邪鬼な自分なのですが、

さすがにガラケーが壊れそうになってきたので

遠くないうちにスマホに買い替えに行ってきます!

 

(今回のような失敗を二度としないためにもな……)

ついにパソコンが壊れた話。。。

今頃、年末の日記を書くのも変ですけど

年末にノートパソコンがついに壊れたんですよね。

予想はしていましたが、やっぱり前回の故障と同じように

なんの前触れもなく電源が入らなくなりました。

 

保証期間をとっくに過ぎたパソコンだし、

そもそも、もう生産中止になった機種らしくて

修理を頼むこと自体が無理っぽいし、

これはもう仕方がありません。

長年パソコン音痴の持ち主につきあってくれた

パソちゃんの冥福を祈ります。

 

 

急ぎの仕事を抱えているタイミングではなくて

良かったなと当初は思いました。

 

ただ、年末年始はアルバイトも入れていたし

さすがに慌ただしい時期でもあって、

新しいパソコンを買うために動けませんでした。

すぐには頭が回りませんでしたし( ̄ω ̄;)

 

で、気がついたら

年賀状もまだ全部印刷していなかったんですよね。

 

ふっふっふ。

でも大丈夫。

まだWindows XPのパソちゃんが

1台生き残っていました!

印刷だけなら、まだ使えます。

 

立ち上げると、いまだに

ウイルス対策ソフトが無効になっています」

……という警告メッセージが出るのが

なんだか健気だなあと思ってしまいます。

心配しなくてもネットに繋いだりはしないよ……。

 

 

XPのパソコン、

当時は使いやすくて好きだったんですが

久しぶりで、さすがに使い方を忘れていて

操作に戸惑ってしまいました。

 

それでも年賀状は無事に印刷できましたし

ここまでは問題ありませんでした。

 

バイトが終わって落ち着いて、

では新しいパソコンを探しに

ゆっくり電器屋さん巡りでもしようかと

思ったところで、思わぬ災難が起きました。

 

1月、体験したことがないような大雪が降って、

我が家でも断水が数日に及んでしまったのです( ̄∀ ̄;)

 

……で。

おかげで予定が存外狂ってしまい、

新しいパソコンをまだ準備できていないままに

以前から投稿するつもりだった

小説の公募の締切りが迫ってきたんですよね。

 

次回、忌まわしい失敗の話です……。

小説について、新たなる旅立ち。

長らくブログを更新できなかったのは、

小説で忙しかったというわけではなく、

むしろ、以前お世話になっていた出版社では

もう次の本は無理なんだろうなあ。というような

結果になってしまいました。

ひとまずは。

 

決定的だったのは、ついに担当さんから

年賀状も来なかった時だったという( ̄∀ ̄)

 

でも、もちろん残念という気持ちもあるものの、

自由になれたという解放感が大きかったので

まったくと言っていいほど落ち込みませんでした。

 

もう今更なので、ぶっちゃけてしまいますが

企画の返事がもらえない中で、

ほかの出版社への投稿を制限されるのには

さすがにもどかしい思いがありましたし。

ともかくこれで、また自分の書きたい作品を

好きなように投稿してもかまわない筈ですから。

 

応援してくれた周りの方たちに対しては

もちろん申し訳ないのですが、

いまだに自分では、デビューだけでも

よくできたなという気分ですしね……。

ガツガツ登りつめたいって欲がないのも

商業作家としては欠点なんですよね。

 

結局、売れるような小説を書きたいというより、

自分にしか書けない小説を書きたい、

ということにこだわってしまう自分は

少なくとも、あまりライトノベル向きでは

ないのだろうとも思います。

 

とは言え、プロの編集者さんにご指導いただいてきたおかげで、

小説の実力自体はデビュー前と比べたら

ずいぶん上がった……はずですし(多分ね)

今まで書きたいけど書けなかった小説に

これからは、じっくりと取り組んでいきたいです。

 

 

問題があるとすれば、なんやかやと忙しくて

その小説を書く暇が今はないことですが( ̄ω ̄;)

それ以前に、自分が本当に書きたいと思っているものを書くには

かなりの時間がかかりそうな気もしています。

 

どうしても次の出版が無理なら、

ネットで作品発表できる時代でもありますし。

焦らずに進んでいきたいものです。

これは新たなる旅立ちだ!

 

 

……まあ、それでも、

昔書いたままで応募できなかった

短編小説や短い童話なら今でも送れるかな、

とは思ったのです。

 

ところが。

その矢先に、ついに心配していた事件が起きました。

 

次は、大事な時にパソコンが壊れた話です( ̄∀ ̄)

いつもとは違った冬を振り返る……

うーん、お久しぶりです。

気がつけば約5ヶ月ぶりの更新になってしまいました。

 

何故こうなった( ̄∀ ̄)

 

……というわけで、

この冬に何があったのだか

薄れつつある記憶をたどってみます。

 

 

もちろん、コロナ禍の中で迎えた冬は、

色々といつもとは違った冬でしたよね。

 

例年のクリスマス会でのバルーンアート

今回は中止となりました。

クリスマス会を主催していた

子どもたちの会自体が活動休止中ですから。

 

子どもたちの多い場所でバルーンアートなんてやったら

密を避けられないから絶対やめた方がいいと思いますし、

(毎年もみくちゃにされていましたからな……)

自分の手で触ったものをみんなに配るのも不安ですし。

 

でも、その前年のクリスマス会でも

別の用事があって参加を断ってしまったため、

もう2年以上バルーンをひねっていないな私……。

腕が鈍っていないか、ちょっと心配です。

 

……が、やっぱり一番心配なのは感染リスクですから、

バルーンアートについては、

またいつかリハビリをすることとしましょう。

 

 

そういえば楽しみにしていた天文講演会も

また中止になってしまいました。

 

1月にメガスターという最先端のプラネタリウム

宇部の図書館にやって来ると聞いて、

喜び勇んで参加申し込みをして、

同時に行われるはずだった講演会ともども

楽しみに待っていたのですが……。

 

折しも、関東で緊急事態宣言が発令されて

講師の方が来られなくなったということで

イベント中止のメールが来てしまいました。

 

あああ、でも同じような思いをした方は

今の時代、色々な分野で各方面にいらっしゃる筈ですよね。

そう思って我慢するしかないところです。

きっと、またいつかチャンスは来るでしょう!

 

 

……と、コロナ禍で中止になったことばかり

思い出してしまいましたが、

このブログの日記の空白を埋めるべく、

引き続きこの冬を振り返っていきます。

 

次は、小説の今後の話でも……(=∀=)

 

パンダバウムとアニマルドーナツ♪

敬老の日に、東京にいる妹が

母と祖母のために

また可愛いお菓子を送ってくれました。

 

パンダバウムと

アニマルドーナツだそうです。

私も分けてもらいました。

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パンダバウムは、

箱から出してみると

こんな感じでした。

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表面の白色はフォンダンがけだそうです。

下は塩キャラメル味のバウムクーヘン

しっとりして美味しかったです♪

 

 

しかも、このように

型抜きしながら食べていくことができます。

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さらに親パンダと子パンダも

分離できました。

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ただ、いつものことながら

このように可愛い動物のお菓子は

自分の妄想癖のために食べるのが

心苦しくなってしまいます。

 

この場合、親パンダと子パンダ、

どっちから先に食べるのが慈悲なのでしょう。

 

だって、親パンダを先に食べたら、

子どもの目の前で親をってことになりますし

逆に子パンダから食べたら

親の目の前で子どもを……(←考えすぎだ!!!)

 

しばし悩んだ末に(←悩むなよ)

結局、下のバウムクーヘン部分から食べて、

表面の親パンダと子パンダは

最後に一緒に食べました。

 

……今考えたら、親パンダと子パンダを

分離した意味がなかったですね。

こんなに楽しいお菓子なのに

私は何を考えているのでしょうっ^^;

 

 

アニマルドーナツはまだ食べていません。

この調子なので食べるのには思い切りが必要です。

 

ただ、食べなかったらもっと可哀想なので

賞味期限には間に合うように食べたいと思います。

こいつらは食べられるために生まれて来たんだっ!

演奏に639年かかる音楽の話。

ピアノを習っていたと言いましたが、

現在はめったに鍵盤に触らないため、

昔は好きで弾いていた曲も

ほとんど弾けなくなってしまいました。

 

そんな中でもサティのジムノペティ第1番は

まだ大体弾ける貴重な曲です。

あくまで大体、ぼやっとですけど( ̄∀ ̄)

(それは弾けると言って良いのだろうか)

 

ジムノペティやグノシエンヌの第1番は

時々テレビのBGMでも耳にするので、

聴いたら分かる方も多いのではないでしょうか。

 

グノシエンヌも小節が区切られていないという

一風変わった曲なのですが、

(だから、何分の何拍子という指定もありません)

サティの曲にはよくあることらしいです……

とにかく、型破りな作曲家だったんですね。

 

 

さて、前の記事で

サティのヴェクサシオンの話を書きましたが、

演奏の長さだけで言えば、

もっとずっと、途方もない曲があるようです。

 

 

以前、同じく題名のない音楽会

同じく古坂大魔王さんが紹介されていたのですが、

「オルガン2/ASLSP」という曲で

ドイツで639年かけて演奏されているのだとか。

 

聞いた時は唖然としてしまって

「!??!?」って感じでした(°∀°)

 

一体どういうことかというと、

もともとこの曲は「可能な限り遅く」と

楽譜で指定されているそうで。

 

「可能」の範囲も状況によるものですね。

ドイツで演奏されている曲では、

あまりにも音をゆっくりと長く伸ばすため、

ひとつの音符だけで

数カ月や数年かかってしまうんだとか。

 

………………(°∀°)

 

もちろん実際に人間が弾いているわけではなく、

オルガンに空気を送って

ずっと音が出続ける状態にしているようです。

 

 

プロジェクト自体も壮大ですが、

そのようなアイディアを思いついて

本当に可能としてしまう人類って……スゴい。

 

最後の音を聴くことができるのは

一体、このプロジェクトを実現した方々の

何代後の子孫なのでしょうか。

 

とりあえず、

最後の音が響き渡る未来には、

(できればその未来の後もずっと)

人類が平和な世界を築き上げていて

文化を存続し続けていることを

祈りたいような気持ちになりました。

840回繰り返す、「嫌がらせ」な音楽の話。

前の記事ではメトロノーム100台で

演奏する曲の話を書きましたが、

昨日の「題名のない音楽会」も

変わったクラシック曲の話で面白かったです。

 

古坂大魔王さんのプレゼンで、

ひねりすぎた音楽の特集をされていたのですが

その中に、サティの「ヴェクサシオン」という曲が出てきて、

この曲知ってる……と思い出しました。

 

ヴェクサシオンというタイトル、

日本語で言えば「嫌がらせ」などの意味だそうで、

不協和音に満ちた旋律をただただひたすら

延々と840回も繰り返すという、

まさに嫌がらせとしか言いようがない曲です。

 

なぜ私が知っていたかというと、

昔、音楽を習っていた先生に

曲の存在を教えてもらっていたからです。

 

なんでも、先生の娘さんが

ヴェクサシオンを複数人で交代しながら弾くという

ピアノマラソンというイベントに参加されたそうで。

 

当時、先生から楽譜も見せてもらいましたが、

1回のフレーズ自体は短いものの、

♯や♭のような臨時記号が多くついていて

「弾きにくそう」と思った覚えがあります。

 

840回ではマラソンとしか言いようがないですよね。

私だったら、たとえ交代で一部を弾くだけでも、

ピアノを習っていた全盛期であっても

途中で集中力が切れて、弾き間違えたことは

間違いないでしょう^^;

 

しかし、「題名のない音楽会」では

840回を1人で弾ききったピアニストさんの映像も

紹介されていましたけど……。

途中で軽食を摂ったり、スクワットしたりしながら

最後まで弾き続けて、「正直、飽きた」そうです。

 

飽きるのは人として当然だと思います( ̄∀ ̄)

 

しかし楽譜に指定されている以上、

回数を勝手に減らしてしまったら

弾ききる価値が半減してしまいますよね。

 

サティ……ものすごい作曲家です。

後世のピアニストたちに向けて

そんなにも最強の嫌がらせを残していくなんてっ!

100台のメトロノームで演奏する曲があるらしい。

Eテレの「らららクラシック」が好きで、よく観ています。

以前、メトロノームの特集では

一風変わった曲が紹介されていました。

 

演奏に使うのは100台のメトロノーム

紹介された曲名までは覚えていませんでしたが

検索してみたところ、

「100台のメトロノームのためのポエム・サンフォニック」

……という曲名が出てきました。

 

音の速度をバラバラにするなど、

定められたいろいろな条件のもとで

一斉にメトロノームを鳴らすのです。

 

正直なところ、最初に思ったのは

「大音量で大変なことになりそう……」でした。

それは本当に音楽なのでしょうか。

ところが、番組内で聴いてみて感想が変わりました。

 

普通のメトロノームは、鳴らし続けていたら、

そのうち勝手に音が止まりますよね。

100台のメトロノームの音が次第に止んでいく様子に

なにか物寂しいものを感じました。

 

放送されたのは抜粋された場面だったので、

(もちろん、ひたすらメトロノームが鳴っている場面を

延々と公共の電波で放送するわけにもいかないでしょうが)

なぜか、実際に全部聴いてみたくなりました。

 

 

そのためにメトロノーム100個は

用意できませんけどね( ̄д ̄;)

 

 

しかし、今になって、ふと思いつきました。

うちにも子どもの時にピアノのレッスンで使っていた

古いメトロノームが1台あります。

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断捨離できず、思い出の品として

家に置いているのは私だけではないはずです。

当然、現役でメトロノームを使っている人も多いはず。

 

だから、イベントとして呼びかけて

あと99人の方にメトロノーム

1台ずつ持ち寄ってもらって

一斉に鳴らしたら、実現できなくはないかもしれません(爆)

 

……が、もちろん99人もの方に

わざわざご都合をつけていただけるほど

企画に興味を示してもらえるか分かりませんし、

実際にはやりませんけどね^^;

コロナの時代に、沢山の人に集まってもらったら、

消毒とか感染対策も大変そうですし。

 

 

ところで、メトロノームは思い出の品ではありますが、

子どもの時はこの威圧的(?)な音が苦手で、

レッスンにはほとんど使わなかったような……。

 

クラシックピアノを長く習っていたのに、

私にリズム感があんまり育っていないのは

メトロノームを嫌がったせいかもしれないと

今頃腑に落ちました(― ―;)

基礎の大切さは後から理解できるものですね。