星空と、色えんぴつ

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スタジオジブリ・レイアウト展に行ってきました!(その1)

昨日、山口県立美術館で開催されている

スタジオジブリ・レイアウト展」に行ってきました。

 

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ここで言うレイアウトとは、

看板に描かれているナウシカの絵もそうですが、

アニメーションの設計図のことだそうです。

それぞれのシーンで、

背景やキャラクターの位置、カメラワークなど

細かく指示が描きこまれています。

 

宮崎駿監督が直筆で描かれたものを中心に、

約1300点のレイアウトが公開されているとか。

 

 

……確かに。

実写の映画であれば、監督さんの仕事は、

全体的な演出を考えたりとか、役者さんへの演技指導とか、

なんとなく想像できる部分がありますが、

(私自身、ずっと昔にアマチュア演劇をしていたことはあるし)

アニメ映画の監督さんの場合は、

どうやって全体の演出をしているのかって

具体的には、よく分からなかったですね。

 

アニメーションでは、

キャラクターを描く人と背景を書く人が別々なので、

先に、基となるレイアウト(画面構成)を作成しておくと、

作業の効率化が図れるとのこと。

また、一人の人がレイアウトを担当することで、

作品全体に統一感も出るそうです。

 

確かに、事前の設計図なしに

複数のアニメーターさんがバラバラに描いたら、

どう考えても、あとで編集する時、

大変なことになっちゃいますよね……。

 

日本のアニメーションでは、

ジブリが設立される前の宮崎監督が

アルプスの少女ハイジ」で、画面設計を手がけたのが、

レイアウトが描かれるようになった始まりになったそうです。

 

 

次回の記事では、実際に会場を回ってみた

感想を書こうと思います。