星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

スクリーントーンのちょっと残念な話。(その1)

……前の記事の続きです。

久しぶりにスクリーントーンを使ってみたら、

いろいろと残念な話を思い出したので、

その話でも。

 

 

スクリーントーンをはじめて買ったのは、

確か、中学1年の頃でした。

 

お互い、マンガ家になりたいねと

言っていた友だちから、

マンガを描くための道具のセットが、

市内では大手の文具屋さんで売られているよ!……と、

情報を教えてもらって。

 

そこで、貯金していたお年玉で買いに行きました。

スクリーントーンのほか、

ペン先とペン軸、インク、原稿用紙などが

箱に入っていたと思います。

 

マンガを描くとき、ペン先は、

このように軸につけてインクや墨汁で描きます。 

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……そして、当時。

はじめてスクリーントーンなるものを手にした私は、

悩んでしまいました。

どうやって原稿に貼ったらいいものかと。

 

マンガ家になりたかったと言っても、

技法的なことは、まだ知らなかったため、

このセットの中の道具で切るしかないんじゃないかと

勝手に思い込んだ挙句。

 

恐ろしいことに、ペン先で

ガリガリとスクリーントーンをひっかいて

切ろうとしたような記憶があります……。

尖っているものといえば、これしかないと思って……。

 

……今思ったら、

新品のペン先でなんてことをするんだよっ(°д°;)

 

果たして、それで切れたかどうかは記憶にないんですが、

次の日、友だちに「トーンってどうやって切るの?」と聞いたら

「カッターで」と教えてくれました。

 

当たり前ですよね。。。

 

まあ、こんな自分ですが、

プロのマンガ家にはなれなくても、

マンガを描く技法を覚えたことは、

のちのち、それなりに役立ったので、

無駄ではなかったのですが。

 

……でも、「4コママンガ家になりたい」という夢は、

まだ、微妙に諦めてないぞ、私……!

 

きっと、あの頃、マンガ家とか小説家になりたいねと

夢を語っていた仲間たちは、

今頃みんな、ちゃんとした大人になっているでしょうが

私はなれませんでしたから……( ̄∀ ̄)

 

……分かって当たり前のことが、分からないからなぁ。。。