先月は、天文学に関する講演会に行きました。
宇部市天文教育50周年記念講演が開催されたので。
設置されたのが1967年とのことでした。
市のイベントなので、最初、
市の職員の方の挨拶からはじまります。
その中で、紹介されたエピソードとして、
宇部市長はいつも、
「宇部の『宇』は宇宙の宇、
……とおっしゃっているそうです。
宇部の「宇」は、宇宙のウ……
こう言うと、なんだか、
ちょっとブラッドベリの小説のタイトルみたいですが( ̄∀ ̄)
なんにせよ、地元が天文学に関わる事業に力を入れてくれるのは、
天文ファンのはしくれとしては、嬉しいことです。
1人目の講師は、
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内藤一郎氏。
人工衛星から地球を撮影する技術はどんどん向上していて、
さまざまなデータを取ることができるため、
防災に役立てようとされているそうです。
たとえば、土砂災害が地上のどこで起こっている可能性が高いか、
衛星データから推測することができれば、
どこにヘリを飛ばしたらいいか、場所を絞ることができます。
が、JAXAは、防災のために
どうデータを有効活用したらいいか分からないので、
(……そりゃそうですよね、専門分野外だもの)
山口大学とも連携して研究しているとか。
「西日本衛星防災利用研究センター」を設置したそうです。
……地元で、そのように、
宇宙に関わる事業が進んでいることは、知りませんでした。
宇部の「宇」が宇宙の宇っていうのは、そういうことか~。
まぁ、一口に宇宙といっても、
人工衛星が飛んでいるのも宇宙なら、
銀河系のはるか彼方も宇宙なわけで。
内藤氏は、講演の冒頭で、
2人目の講師の方の講演内容が、
地球から見た宇宙の話なのに対して、
自分の講演は、宇宙から見た地球の話です、
ということをおっしゃって、
なるほどーと思いました。
天文学と言っても、切り口は色々ですね。
2人目の講師の話は、非常にスケールの大きな話で
ワクワクして、そしてクラクラしました(笑)
そのお話は、また次回で。