星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

周南市美術博物館「武井武雄展」に行ってきました。(その2)

展覧会の会場で、目にとまった絵は、

昔、我が家にあった絵本に

載っていた作品だったのです。

 

それは、「木にとまりたかった木のはなし」という

黒柳徹子さんがお話の文章を書かれた絵本でした。

 

……あの絵本の絵描きさんだったんだ!!

と気づいた瞬間、

懐かしさと嬉しさでいっぱいになりました。

 

 

今では手元にないのですが、

印象深い絵本でした。

 

実は、絵描きさんの生前には実現が叶わず、

亡くなられた後に、

遺された作品から、掲載する絵を選んで

出版した……ということを、

黒柳さんがあとがきに書かれていたのです。

(これ以上の詳細は思い出せませんが)

 

幼い頃には、あとがきまでは読めなかったので、

のちに、その内容を読んだ時、驚きました。

 

なぜなら、本文に合わせて絵を描かれたわけではないのに、

偶然とは思えないようなレベルで

文と絵がマッチしていたから……。

 

なんとも不思議な絵本でした。

 

 

でも、今回素晴らしいなと思ったのは、

それだけではなくて。

 

1枚の絵から、記憶を呼び起こせたということは、

それだけ、武井武雄さんの「童画」が、

子どもの時の自分にとっても印象深かったのではないかと。

 

単なる可愛らしい絵だったら、記憶に残らなかったと思います。

 

 

あとで、おみやげコーナーでこのポストカードを見た時、

「木にとまりたかった木のはなし」には、

こんな鳥の絵がたくさん載っていたな、とも思い出しました。

(会場で私が見た絵は、これではありませんでしたけど)

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あと、もうひとつ、自分用のおみやげ買っちゃいました。

「透明くれよん」だそうです。

(重ねて塗ると透明感があるらしい)

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こういう画材を見ると、相変わらず、

どうしても欲しくなっちゃうのですが……

 

うーん、ただでさえ画材が無駄に溜まってるのに……。

いつ使うつもりなんだろう、私……^^;