星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

地元の図書館の進化に思うこと。

私は、よく図書館を利用しています。

今年度がはじまったあたりから、

本の貸し借りがセルフサービス化されました。

借りたい本は、タッチパネル操作で

自分で手続きして持って帰ることになっています。

返却の時は専用の返却口に本を入れます。

 

 

便利になった面もあって、

図書館のホームページから貸し出し延長の手続きが

できるようになりました。

地方に住んでいるから分からないけど、

今の時代、これが普通なのかしら……?

 

これまでは図書館に電話しないといけなかったので、

ホームページでクリックさえすればいい、というのは楽です。

私はよく、仕事の資料や勉強のために借りた本を

貸し出し延長してもらうので。

普通に「期日までに読み切れない」ということもありますし。

 

 

……でも、便利になった反面、

機械苦手な母が「そういう方式に変わったなら、

もう図書館には行かない」と言っているのは、

残念なことじゃないかなと思うのです。

 

母だけの問題ではなく、特に高齢者の方が、

図書館離れをすることにならないのかなと。

手続き自体は簡単でも、

タッチパネルの概念を分からない方もいるらしいですし。

もちろん、職員の方にお願いすれば、

何度でも教えてくれると思いますけれどね。

 

 

あと個人的に、カウンターで

職員の人と会話する機会がなくなったのも、

なにか寂しいような、味気ないような気がするんです。

会話とは言っても「お願いします」と

「ありがとうございました」ぐらいだけど、

感謝の言葉ぐらいは伝えて帰りたいのですよ。。。

 

昔、なにかの心理学の本で読んだのですが、

本の貸し借りの際、職員と偶然指が触れるだけで、

図書館全体が温かい場所に感じられる心理があるそうです。

そういう機会がなくなっちゃったなと。

 

セルフサービスだと人件費が削減できるとか

事情は色々あるのかもしれませんが。

これも時代の流れなのでしょうかねぇ。