星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

アイディアが出ない時に使える方法とは……?(その1)

さて、小説を書きはじめる時には

やはりアイディアが大切ですが、

たとえ、良いんじゃないかと思うアイディアが出ても、

ストーリーがうまく組み立てられないことがあります。

 

ストーリーづくりで行き詰まった時は、

私は、とにかく歩くことにしています。

長い散歩に出てみるか、

あるいはショッピングセンターの中を

ひたすらぐるぐる回ってみたり。

 

すると、なぜか、

思いつかなかったストーリーの続きが

浮かんでくることがあります。

 

まあ現実は、そうして出した企画も

売れそうになかったり話の長さが足りなかったり等で

ほとんどボツになりますが^^;

それはちょっと置いておいて。。。

 

これは小説に限らない話で、歩いている時には

アイディアが出やすいと聞いたことがあります。

ほか、科学的な発見などでも、よく聞くのは

「お風呂に入っている時にアイディアがひらめいた」

という体験談です。

 

これらの現象には、科学的根拠があるようです。

 

集中的に考えている時よりも、

「デフォルト・モード・ネットワーク」といって、

リラックスして、ぼーっとした時に

脳の全体に、よりアクセスがつながりやすいのだとか。

 

眠っていた記憶の引き出しの中の、

いつか得た知識や、過去の経験がつながって、

思わぬヒントが見つかることもあるのかもしれません。

 

でも、もちろん、ぼーっとしたり、

リラックスしているだけでは、

良いアイディアは出てくれませんよね。

その前に、集中的に考えるという

プロセスはやっぱり必要だと思います。

 

たとえば、人の名前を忘れてしまった時、

しばらく考えた挙句あきらめたのに、

時間が経ってから、ふっと

思い出すことってありませんか?

 

それって、表層的な思考はやめてしまっても

脳の中では記憶を探り出す動きが

たゆたい続いているということなのでしょうか?

 

ちょっと調べてみたところ、

デフォルト・モード・ネットワークは

存外多くのエネルギーを消費するために、

疲れの原因にもなっているということですが、

このような意識下のエネルギーも

せっかくですから活用しない手はありません。

 

というわけで、アイディアがなかなか出ない時には

「集中的な思考→それを忘れてリラックス」という

プロセスは、ある程度有効なのではないかと思います。