星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

月食の夜に今さら考えたこと。

先週の金曜日、11月19日に

部分月食が見られました。

 

部分月食とはいっても

およそ98%まで欠けたそうですから、

月のほぼ全体が、地球の影に

隠れて見えたようなものです。

 

最大に欠けた時の時間が

夕方6時頃というのが

個人的には見やすくて良かったです。

 

私は某所に買い物に出かけていて、

その時、ちょうど帰宅時間中でした。

寒さも思ったほどではなくて、

徒歩で30分ぐらい歩いたので、

月食が最大になった時間頃から

楽しみつつ帰ることができました。

 

 

しばらく月食を見ていると、だんだんピークを過ぎて

普通の三日月のようにも見えてきました。

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太陽と違って、月が欠ける現象自体は

いつものことですよね。

月は常に満ち欠けしていますから。

 

ただ、月齢によって、

月が昇る時間帯はまったく違いますから

夕方6時ぐらいに細い月が東の空に見えることは

普段なら有り得ないことです。

 

それに、普段の欠け方とも違います。

欠けた形も違うし、欠けて見える仕組みも違うはず。

 

普段の月が欠けて見えるのは、

太陽光が当たっていない面が

暗く見えるせいですよね。

 

月食で月が暗くなるのは、

太陽と地球と月が一直線に並んでいて、

月が地球の影に入っているから……ですよね?

 

地球の存在を感じることって、

普段なかなかありません。

月が暗くなっているのは、

私たちの暮らしている地球の

影がかかっているせいだと思うと

もうそれだけでワクワクしちゃいます。

 

……ということを、

歩きながら延々考えつつ帰宅しましたが、

こうして文章にしてみると、

天文学好きの端くれとしては、わりと当然というか、

今さら考えるようなことだろうかとも思います。

月食を見ること自体は別にはじめてではないですし……。

 

まあ、知識として知っていることと

その現象を実際に体験することは別!

……ということで( ̄ω ̄;)