星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

家の中にいる謎のお客さんの話。

認知症が進んでいるウチの祖母、

たまに、誰も来ていないのに

「お客さんが来た」と

言い出すことがあります……。

 

ある朝はマグカップ2つに

お湯を注いでいて、

一体何をしているのかと思いきや

「お客さんの喉が渇くから」と

祖母の部屋まで運ばされたこともありましたっけ。

 

私には見えませんでしたが

お客さんは2人いたようです。

 

その日の夜、祖母がなにか一生懸命

明日がどうとかしゃべっているので、

なんの話だろうとよく聞いてみたら

「お客さん、帰りの切符を

持っていないそうだけど

明日どうやって帰ってもらおうか」

と真面目に相談されてしまいました。

 

お客さん、1日中いらっしゃったとは

知りませんでした。

 

私は「お客さんなら、切符がなくても

明日には帰れると思うよ」と

答えるのが精一杯でした。

 

どこまでお帰りになるのか分かりませんが、

目に見えない人なら……うん……

切符がなくても大丈夫でしょ。

 

 

その見えないお客さんが

幻覚なのか妄想なのか分かりませんが、

もうひとつ捨てきれない仮説があります。

 

私にはそういう素質がまったくないので

本当かどうか知るすべがありませんが、

母の話によると、祖母は

若い頃から霊感が強かったとか。

 

私と違って霊感があったという妹からも

祖母には、昔亡くなった祖父が

見えているって話を聞いたことがありますし……。

 

だから……

まさかとは思うんですが……

祖母にしか見えていないお客さんって

霊?

 

認知症が進んで

ついに霊と現実の人間の

区別がつかなくなった的な?(°∀°)

 

……なんか小説のネタになりそうな気がしますが

私はそんな怖ろしい小説を書く気はありませんん。

フィクションならともかく、

本当だったらと思うと別の意味で怖っ!

 

小説の中ぐらい

こんな現実忘れたいデス(°д°|||)