星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

宇宙飛行士 毛利衛さんの講演を聴いて考えたこと……

先日、以前から参加申し込みしていた

毛利衛さんの講演を聴きに行ってきました。

 

ただ、毛利さんのお話だけではなくて、

「宇宙教育×成長産業推進セミナー」として

宇部で取り組まれている

宇宙ビジネスについての話が

全体のテーマになっていたようです。

 

毛利さんの講演の前後に

山口大学宇部のNSIというベンチャー企業での

衛星データをもちいた研究や、

今後の宇宙ビジネスについての

展望の話などがされていました。

 

もちろん、それはそれで興味深い話でした。

宇宙ビジネスは今後、世界的にも

大きく発展する産業だそうですし。

宇部のような地方都市に

JAXAの拠点が置かれているという話も

すごいことだと思います。

 

 

……しかし個人的にモヤモヤしたのは

毛利さんの講演の演題が

「宇宙の地球人としての私達」というものだったので

あんまり経済とか産業の話を聴こうという頭で

参加していませんでした、私。

 

いや、事前にあまり

チラシに書かれているプログラムを

読んでいなかった自分のせいなんですけど。

(毛利さんの講演が聴けるならと思って

参加申し込みの手続きをしたので……)

 

毛利さんは、地球温暖化についての話とか、

ビジネスをする上でも地球環境について

考えていかなくてはならない、ということも

おっしゃってくださっていたのですが、

セミナー全体ではあまりSDGs的な方向には

話が膨らまなかったように思います。

 

もちろん宇部主催のセミナーなのですから

宇部の産業についての話が中心になることは当然です。

でも、まずは持続可能な社会の実現あっての

将来の宇宙ビジネスの展望ではないでしょうか……。

 

……とか思ってしまうのは

きっと私が長年NPO法人に関わっていたせいです。

ビジネスの観点だけでは、

直接利益に結び付かない社会の課題を

あれもこれもと解決するのは難しいかもしれません。

宇宙にも利益の追求だけでは

手の届かない問題がきっと出てくるはず。

 

将来は、宇宙ボランティアセンターとか

宇宙NPO法人の事務所とかも

月や火星に建設されるかも……と妄想してみましたが、

しかし、なんにでも「宇宙」をつけると

カッコいいというより、ダサいような……。

 

……真面目なことを考えたつもりでも

結局だんだん自分の思考回路が

おかしくなっていくので

妄想はこの辺にしておきます( ̄∀ ̄;)