Eテレの「100分de名著」
面白くて、よく観ています。
以前、アトウッドという
カナダの小説家の
「侍女の物語」という作品を
紹介されていました。
ディストピア小説です。
舞台となるギレアデ共和国では、
有害物質などのせいか
多くの女性が不妊の状態になってしまい
人口問題が深刻です。
そのため、
妊娠が可能な女性には
地位の高い男性の子どもを
生まなければならない
「侍女」という役割が強要されます。
侍女になっても
子どもが生めないことが続いたり、
厳しい規則を破ったりすると
待っているのは公開処刑や
強制労働を強いる〈コロニー〉送りだったり……
この〈コロニー〉がまた最悪の環境で。
(中には例外もあるようですが)
100分de名著で
紹介されていた時点で、
ぞっとするような内容でしたけども。
今の時代に
読んだ方が良い本とのことで、
頑張って読んでみました。
主人公、侍女オブフレッド
(この名前は本名ではなくて、
意味が分かると驚きました)が
置かれている状況が
あまりにも抑圧されたもので。
やっぱり、最初は
読み進めるのが辛かったです。
自由な発言など一切できなくて、
愛する家族とも引き離されて、
人権も何もありません。
しかし、オブフレッドと
信頼関係を結ぶ人たちが現れるにつれ、
本当は何が起こっているのかという情報も
少しずつ入ってきて。
途中で思わず引き込まれて、
後半は一気に読んでしまいました。
で、朝3時とか4時まで
本を読む日が続きましたけど
エコ活動の記事の後に
全然エコじゃなかったわ……
オブフレッドはずっと
恐怖と隣り合わせなので、
スリリングなのは確かです。
読後感も苦しかった……
希望の光もあったのですけど。
この悲惨な小説には、
バッドエンドを望むことはできません。
「侍女の物語」、
続編の「誓願」という作品も
あるそうです。
100分de名著によると、
誓願では、意外な展開が
待ち受けているようなので。
この読後感の苦しみが
和らいでくれることを期待して
また読んでみたいと思います。
……侍女たちが救われると良いのですが。
