星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

「しろばんば」という謎の生きものの正体……(その2・大量発生編)

雪虫」を私が知ったのは、

あるコミュニティサイトでのことです。

 

昨年、友人から誘われて、

登録してみたサイトなのですが。

北海道に住んでいる方と

交流する機会があって、

それで雪虫の話を聞きました。

 

北海道では、雪が降る前の季節に現れる

アブラムシの仲間のことを

そう呼ぶようです。

白い綿で包まれたような姿で飛ぶので

雪が舞っているように見えるそうで。

 

 

昨年はその雪虫

札幌などで大量発生したということが

そのコミュニティサイトで

つながった方たちの間で話題になっていました。

 

試しに動画を見てみたら、

大量の雪虫は、まさに吹雪のようで

ちょっと衝撃映像でした……。

 

 

その後に「しろばんば」とは

雪虫を指す方言だと知ったので、

ちょうどその小説を読みかけだった私は

偶然のタイミングに驚きましたけど。

……そんなにも大量発生してたら

新聞で話題になるのも当然でしたね。

 

 

もっとも雪虫と呼ばれる虫は、

ひとつではなくて何種類も存在するらしいので、

北海道の雪虫と、「しろばんば」の冒頭の虫は

同じ虫ではないのかもしれません。

しろばんば」は、伊豆半島のお話とのことですし。

 

しろばんば」の冒頭にも

「綿屑でも舞っているよう」と描写されているので、

飛んでいる姿は似ているのだと思いますが。

 

しかし……。

 

見た目は雪が舞っているようで幻想的でも

なんですよね( ̄д ̄;)

 

特に虫嫌いではない自分でも、

さすがに、目や口に入りそうなほどの

雪虫の大量発生だったと聞くと、ぞわっとします。

遭遇された方々は災難でしたね……。

 

それを言うならば、

しろばんば」の幻想的な冒頭部分も

雪虫が舞っているわけですが。

子どもが虫を追いかけることは自然な話だし、

なにより、数が違うから。

 

雪虫は、雪の降る季節の訪れを告げる

風物詩だったそうですけど、

大量発生では情緒に欠けてしまいますね(;_;)