星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

「しろばんば」という謎の生きものの正体……(その1)

前回の記事で

井上靖しろばんば」を読んだ話を

書きましたが……。

 

この物語は、村の子どもたちが、

どこからともなく現れて空中を浮遊している

しろばんばと呼ばれる白い生きものたちを

追いかけている場面からはじまります。

 

夕闇が深まると、しろばんば

青味を帯びて見えてきて、

想像してみると幻想的。

日が暮れても、ごはんに呼ばれるまで

遊び続ける子どもたちの幸せな時間、

その周囲を舞うしろばんば

 

……で。

 

私は、その冒頭部分を読んだ時、

しろばんばの正体は

ケサランパサランじゃないかと

勝手に想像したんですが

違いました( ̄▽ ̄)

 

ケサランパサランとは何か、

説明できるわけではないのですが……。

白くてフワフワした謎の生き物という

曖昧なイメージを持っていたんです。

 

でも、ちょっとネットで見てみたところ、

ケサランパサランは妖怪とか

未確認生物とか書かれているし、

動物か植物かもはっきりせず、

さらには鉱物という説もあるようで

余計分からなくなりました……。

 

???

 

いや、しろばんばの話でした。

ケサランパサランのことは気になりますが、

調べ始めると脱線が止まらなくなりそうなので

いったん置いておきましょう^^;

 

 

しろばんばは「白い小さな生きもの」と

冒頭部分に書かれています。

 

しろばんばという言葉自体の意味は

「白い老婆」とありますが、

一体何の生きものなのかは

説明されていませんでした。

(私が読み落としたのではない限り……^^;)

 

 

が、その意味は、毎日新聞

「毎日ことば」というコラムで偶然知りました。

 

そのコラムでは、漢字の読み方や

言葉の使い方の誤り部分を見つけるなどの

クイズが毎日出されています。

もっと日本語の勉強をしなきゃいけない

私にはうってつけなので

いつも読ませていただいています。

 

その「毎日ことば」で

雪虫」について書かれた時に、

しろばんばとは、その雪虫を指す方言だという

説明があったんです。

 

しろばんば雪虫……

 

山口県では聞くことのない虫です。

私は雪虫について、これまた偶然、

この冬のはじめに知ったばかりでした。

 

雪虫については

また次の記事で書きます……!