星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

天文講演会で聴いた、太陽系の知らなかったこと。(その2)

同じ太陽系の

隣の惑星であっても

環境は想像もつかないほど

違うものなのですね。

 

火星は地球よりも

太陽から遠くにあるので、

空気まで凍るのだそうで……。

 

 

講演の後半は、

人間が地球を離れて暮らすことが

可能かどうか、というお話でした。

 

一番印象に残ったのは

宇宙は挑戦するところであって

逃げる場所ではない

……という先生の言葉です。

 

 

将来、人類が

火星や月で暮らすかもしれない

というのは夢のある話です。

 

でも現実には

宇宙開発の理由として、

地球が住める環境ではなくなった時に

ほかの星に住むことを

考えている人たちもいるのでしょう。

 

自分には縁のない世界のこととして、

私も、そう思っていましたが……。

 

 

たとえば火星で人間が暮らすなら、

火星で農業をおこなって

食べものをつくる必要があるわけで。

 

空気が凍るとか

途方もない世界です。

 

火星に住むことに比べたら

今の地球の環境を守っていく方が

簡単なのだということを

先生はおっしゃっていました。

 

 

火星に住めるようになるために

多大なエネルギーや費用を使うよりも、

地球の環境をキープする方が

まだしも現実的かもしれませんね……。

 

 

確かに、人間は

今後、地球の環境を

自分たちにとっても

住めないような状態に

してしまうのかもしれません。

 

だけど、天文学を通じて

宇宙に目を向けることで、

逆に私たちの地球の

大切さについて考えられるのは

人間の良いところだって信じたい。

 

なんだか、そんなことを

考えさせられた講演会でした。

 

 

ところで阪本先生は

講演冒頭の自己紹介の時、

宇部プラネタリウムを応援していると

おっしゃってくださっていました。

 

現在、存続が厳しい状態にあるという

宇部プラネタリウム

当日配布されたパンフレットによると

「現役活躍中の国産機としては

日本一古い」のだそうです。

 

そういえば

エヴァンゲリオン庵野監督も

宇部に住んでいた頃に通ったという

噂があったプラネタリウムでしたっけ……。

 

署名や募金活動もされていたので

微力ですが協力させていただきました。

貴重な文化として

未来へと残ってほしいですねぇ!