星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

宇宙の終わり方は悲しいらしいですが……(その1)

一昨日のNHK総合で、

「宇宙をめぐる大冒険!」という番組があったので観てみました。

東大の物理学者、村山斉さんが

宇宙のはじまりや終わりについて、

世界各国を回りながら、色々なたとえを用いて

(そして身体も張って)分かりやすく解説してくださっていました。

 

(ちょうど同じ時間帯に放送されていた

Eテレの「モーガンフリーマン時空を超えて選」では

宇宙人は思考するのかというテーマだったので、

どっちを観ようか少し迷いました。

まさかの宇宙テーマかぶり!)

 

番組前半のビッグバンについてのお話は

基礎的なことから丁寧に解説されていましたが、

番組後半、宇宙の終わり方についての最近の研究のお話は、

はじめて聞いたことも色々あって、

とても興味深かったです。

 

昔、天文学の本を読むと。

現在膨張している宇宙は、重力によって、

だんだん広がり方の速度が遅くなり、

いずれは再び縮まっていき、

最後はビッグバンの逆で、一点に収縮してしまうのではないか……

という説が書いてありました。

この宇宙の終わり方は「ビッグクランチ」と呼ばれていました。

 

が、最近の研究だと、

宇宙にたくさんある謎の「ダ―クエネルギー」の力により、

宇宙の広がり方は遅くなるどころか、

どんどん加速しているんだとか。

 

なので、現在、宇宙の終わり方として有力な候補になっているのは、

 

宇宙が広がりまくった挙句に星も銀河もバラバラになり、

光も届かなくなり、星も死んでしまい、

すべてが闇に閉ざされる「ビッグフリーズ」、

 

重力と反対の力(斥力)を持つダークエネルギーによって、

星も銀河もバラバラになり、最後にはみんな素粒子まで分解してしまう

「ビッグリップ」、

 

……このどちらかだろうと言われているらしいですが、

 

いや、ぶっちゃけ、

どっちの宇宙の終わり方も悲しいから、

この2つの未来しかないなら、

どっちでもいいよ! ……と思いました。

 

が、番組を最後まで観て、その認識をあらためることになりました……。

続きは(その2)で書きますネ。