Eテレの「らららクラシック」が好きで、よく観ています。
以前、メトロノームの特集では
一風変わった曲が紹介されていました。
演奏に使うのは100台のメトロノーム。
紹介された曲名までは覚えていませんでしたが
検索してみたところ、
「100台のメトロノームのためのポエム・サンフォニック」
……という曲名が出てきました。
音の速度をバラバラにするなど、
定められたいろいろな条件のもとで
一斉にメトロノームを鳴らすのです。
正直なところ、最初に思ったのは
「大音量で大変なことになりそう……」でした。
それは本当に音楽なのでしょうか。
ところが、番組内で聴いてみて感想が変わりました。
普通のメトロノームは、鳴らし続けていたら、
そのうち勝手に音が止まりますよね。
100台のメトロノームの音が次第に止んでいく様子に
なにか物寂しいものを感じました。
放送されたのは抜粋された場面だったので、
(もちろん、ひたすらメトロノームが鳴っている場面を
延々と公共の電波で放送するわけにもいかないでしょうが)
なぜか、実際に全部聴いてみたくなりました。
そのためにメトロノーム100個は
用意できませんけどね( ̄д ̄;)
しかし、今になって、ふと思いつきました。
うちにも子どもの時にピアノのレッスンで使っていた
古いメトロノームが1台あります。
断捨離できず、思い出の品として
家に置いているのは私だけではないはずです。
当然、現役でメトロノームを使っている人も多いはず。
だから、イベントとして呼びかけて
あと99人の方にメトロノームを
1台ずつ持ち寄ってもらって
一斉に鳴らしたら、実現できなくはないかもしれません(爆)
……が、もちろん99人もの方に
わざわざご都合をつけていただけるほど
企画に興味を示してもらえるか分かりませんし、
実際にはやりませんけどね^^;
コロナの時代に、沢山の人に集まってもらったら、
消毒とか感染対策も大変そうですし。
ところで、メトロノームは思い出の品ではありますが、
子どもの時はこの威圧的(?)な音が苦手で、
レッスンにはほとんど使わなかったような……。
クラシックピアノを長く習っていたのに、
私にリズム感があんまり育っていないのは
メトロノームを嫌がったせいかもしれないと
今頃腑に落ちました(― ―;)
基礎の大切さは後から理解できるものですね。