星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

第28回 UBEビエンナーレに行ってきました。(その1)

意地でも遊びに行ったイベントの話、ふたつめです。

これも去年の11月の話ですが、

ときわ公園で2年に1回開催されている

UBEビエンナーレ現代日本彫刻展)に、母と行ってきました。

 

母は「芸術はよく分からない」と言うのですが、

ビエンナーレには家族で行くのが習慣化しているので

なぜか足を運ばないと気がすまないようです^^;

 

 

会場となっている彫刻の丘に近づくと、

さっそく、そのよく分からない彫刻が

次々見えてきます。

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まあ、制作者のコメントに書かれているような

高尚な概念を理解できなくてもいいと思うんです。

 

実物を目の前にしてみることで、

自分なりの感情体験ができることが大事なのであって。

面白いでも、ワケ分からないでも、

なにか感じるものがあれば……

それが、その人なりの「分かった」ではないでしょうか。

 

……と言いつつ、今回は、

個人的にこれが好き、という彫刻は

特にはなかったのですけども。

芸術の秋気分を味わえたのが良かったです(笑)

 

 

「ときわミュージアム」という建物では

入選作品の模型が展示されていました。

実際には彫刻として制作されなかったものも

置いてあります。 

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ここの展示の中で、私が一番好きだったのはこれかな。

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水滴が水の表面に落ちた瞬間を

表現した、というようなことが

解説に書いてあったと思います。

 

きっと、水滴の落ちる様子を

もっと精密に再現して造形したとしても、

「リアルだなー」とは思うでしょうけど、

彫刻独特の味わいは感じないでしょうね。

 

そういう意味で、人の感性に訴えかける彫刻は

不思議な存在であるように思います。

「存在している」ということが凄いことですから。