参議院選挙が終わってから
気がつけばもう10日以上過ぎましたが……
このたびの選挙では、
参政党が話題になりましたよね。
「投票したい政党がないから、自分たちでゼロからつくる」
という考え方には共感しました。
(政策に賛同するかどうかについては、
そのことと分けて考えるべきですが)
私が民主主義について考える時、よく思い出すのは
ずいぶん昔、本で読んだ
「フォルケホイスコーレ」という
デンマークの学校についての話です。
学校と言っても、
知識を詰め込むようなところではなく、
民衆のあいだから生まれた、
「生のための学校」と言われるものだそうです。
政府が原子力発電を推進しようとしていた時、
それに反対する民間の運動の中で、
フォルケホイスコーレで学んだ方たちが
大きな貢献をされました。
デモ行進や署名運動で
政策を変えさせたわけではありません。
自分たちで風力発電所を建設し、増やして、
国が原子力発電所を推進する必要性を
なくしてしまったらしいのです。
私、この話にはすっごく感動しました(;ω;)
もちろん単純に真似をできる話ではありません。
エネルギー問題だって、国が違えば
色々と事情の違いがあると思います。
でも、本当の民主主義って
そうやって自分たちで自主的に動くことじゃないかと
考えさせられてしまったんです。
それが微力でもボランティア活動を続ける
理由の根っこにもなっているような気がします。
まあ、日本人にとっての民主主義の在り方も
まだ完成していないのかもしれないし、
今思えば、それも単純に比べていい話かどうか
分かりませんけど……。
(つーか、自分の善意が人の迷惑に
なってしまうこともあるので、
必ずしも自主的に動けばいいって
もんでもないですけどね)