ジブリ映画の原作の話をした時、
友人は「ラピュタの原作は
ガリバー旅行記」だと主張していました。
確かにガリバー旅行記に、
空飛ぶ島ラピュタが
登場していたのは知っていますが
それだけで原作と言っていいのかしら……?
「ガリバー旅行記」も昔読みました。
有名な小人の国の話は第一篇で、
第二篇は巨人の国の話、
第三篇には空飛ぶ島とか不死の国など
いろいろな変わった国が登場していたと思います。
(ちょっと日本も出ていたような……?)
さらに第四篇は馬の国の話ですが、
ラストの印象が強烈でした( ̄∀ ̄;)
読み終えた時に唖然とした記憶があります。
幼い頃「ガリバー旅行記」を
絵本で読んだこともありました。
でも、決して子ども向けの童話ではなかったです。
著者のスウィフトは風刺作家だったそうですし、
人間への皮肉が半端ない作品でした。
「天空の城ラピュタ」も
文明批判的なテーマがあったと思いますが、
ベクトルが全然違うのでは……。
やっぱり原作とまで言うのは
無理があるかもしれません。
そして、「君たちはどう生きるか」観てきました。
宮崎駿監督の作品が
もうひとつ観れて嬉しかったです。
普通は入れない心の奥深くの世界に
特別に連れて行ってもらったような、
不思議な物語だったように思います。
心の奥に大事な宝物を渡してもらったような
そんな気がしました。
「君たちはどう生きるか」は
原作の物語からはタイトルを借りただけで
ストーリーは別物らしいですね。
……いや、それも多分「原作」とは
言わないでしょうね……。
でも、きっと宮崎駿監督にとって
特別な物語だったのでしょうし、
もともとの「君たちはどう生きるか」も
いつか読んでみたいです。