もうだいぶ前ですが、「紀の国トレイナート」を主宰されている
廣本直子さんという方の講演が、地元でおこなわれたので
聴きに行ってきました。
「トレイナート」というのは、「トレイン」と「アート」を合成した言葉だそうです。
舞台となるのは、利用客の少なかった和歌山のきのくに線の駅舎が中心です。
毎年、廣本さんの仲間のアーティストの方たちが、さまざまな作品を制作したり、
JRの方や、地域の方たちと一体となって、イベントを繰り広げたり。
お話を聴き、スクリーンで画像を見せていただいただけでも、
プロによる大がかりな文化祭という感じで、とても楽しそうでした。
最初は予算のない状況から、JRや、役所などいろいろな場所に出向かれ、
多くの方の協力と工夫を重ねていき、参加するアーティストの方も増えていくことで、
徐々にイベントが大きくなっていったお話には感動をおぼえました。
JRも、車掌さんがイベントに協力してくれたり、
トレイナート専用の列車を運行してくれたりするなど、
粋な計らいをしてくださるのですね。
私の地元の路線も、昔と比べて電車の本数がずいぶん減って、
赤字になっているそうです。
私自身は、車を運転できないため、よく電車を利用しているので、
もし、こうしたイベントがおこなわれたら、
ぜひボランティアでなにか協力したいと思いました。
色塗りなど地味な作業なら手伝えるかもしれないし(笑)
田舎だからと諦めず、盛り上げていくことって大事ですよね。
それに、なにより、主体的に人生を楽しむことって凄いことだって
教わったような気がしました。
今年の紀の国トレイナートは、
10月21日(金)から12月24日(土)開催となるようです。
アート好きの方、鉄道好きの方は、チェックされてみてはいかがでしょうか。
私もいつか行ってみたいです!