星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

シン・エヴァンゲリオン劇場版と、宇部新川駅。(その1)

……前の記事の続きです。

というわけで、エヴァの映画を観に行きました。

 

「米」のおかげで少し理解は助けられましたが、

しかし予備知識を入れておく時間もなかったですし、

正直いって、最初のバトルの時点で

何をしているのか、よく分からなかったです……。

その時に「エヴァは理解するものじゃなくて感じるものだ」

という謎のスローガンが脳内で生まれました( ̄∀ ̄;)

 

そもそも難解なアニメですもんね。

そうでなければ、当時あのように沢山の書籍が

出版されることもなかったでしょうから。

 

子どもの時は精神的な内容が重かったですが、

今回この映画の後半の心理的な展開を観ていて、ふっと、

なんとなく馴染みがあるような感覚をおぼえました。

 

それは不条理な演劇を観ている時のような気持ちでした。

昔、自分も演劇をかじっていたことがあるので、

ほかの劇団の公演もできるだけ観ていましたし。

意味がよく分からないけれど、なぜか心のどこかで共鳴する、

そんな劇を観ている感じ。

 

難しいことは分からないけれど

本当に文字通り「劇場」だったのかも……。

 

 

とは言っても、前半の日常シーンが丁寧なために

ふつうに感情移入できる部分も多くありましたし、

これで完結というのがひしひしと感じられましたし

私は観に行って良かったです。

 

月並みな感想ですけど、

なによりシンジ君の成長に感動しました。

自分も頑張ろうってエネルギーもらった気がします。

 

コロナ感染拡大防止ももちろん非常に重要ですが、

前を向いて生きるためには

映画も演劇も必要だとあらためて思いましたし、

クライマックスではやっぱり泣けました。

 

……それなのに。

 

その感動のクライマックスで

突然日常で耳慣れたメロディーが聴こえてきて

私、不謹慎にも、もうちょっとで

盛大に噴き出してしまうところでした!

 

それは私が普段利用している宇部線の電車が、

駅に到着する時のメロディーです……。

 

とは言っても、メロディーが鳴るのは

琴芝駅など一部の駅ですが。

今回のエヴァの映画には、私が普段利用している

宇部新川駅」が登場する……ということを

事前に妹から聞いていたのが、

映画を観に来たもうひとつの理由だったのでした。

 

というわけで次は宇部新川駅の話を書きます( ̄∀ ̄)