星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

「MEGASTAR」プラネタリウム上演を観に行きました!(その2)

合図があって、じわじわ目を開けると。

無数の星が浮かんでいるのは「MEGASTAR」の名前通りだとしても、

明るい星、暗い星で距離が違って見えるせいか

人工の星空には奥行きまで感じられました。

部屋の中からはどよめきが起こります。

 

……確かに、スクリーンは必要なかったですね。

天井も、壁も床も、私たちの身体にも

360度、星々が投影されています。

 

穏やかで神秘的な音楽と、

大平さんのどこか詩的な解説とともに

星空はゆっくり部屋全体を回転し、

宇部で見えるはずの星空から天の川をたどって、

ぐるりと地球一周していきました。

 

星が沢山ありすぎて、

知っている星座もあまり見つかりません。

分かったのは最初に見えたオリオン座のほか、

北斗七星とカシオペア座ぐらいだったでしょうか。

 

 

講座室の天井ですから見える高さの制限はありますし、

その意味では、満天の星空とは違うはず。

 

(中途半端な天文ファンの私が、

実際の満天の星空を見たのは

10代の頃に島根の日原天文台

旅行した時だけなのですけど)

 

天井には段差があるので

星の回転が少し不自然にも感じますし、

贅沢を言うならば、普通のプラネタリウムと同じく

球形のスクリーンで見たかった思いはありました。

 

……なのに、不思議と。

本物の星空を見上げているのと同じように、

深い腹式呼吸に入っている自分に気づきました。

 

もちろん、本物の星の光は何十光年、何百光年、

もしくはそれ以上の距離を通って来ているわけで。

それとは違って、プラネタリウムの星は

人工的なものだって分かっているはず。

 

でも、完成度の高いプラネタリウムなら、

人の脳は本物を見上げているのと

同じ反応をしてしまうのでしょうか……?

 

誰か脳波をとって実験してほしいです。

 

 

感想書ききれないので、その3に続きます!