星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

天体写真家 藤井旭さんの訃報のこと

先日、夕暮れ後の西の空に

際立って明るい星が並んでいるのを見つけて、

両方とも惑星とまでは気づいたものの

何の星かまでは分からない。

 

その後、宇部天文同好会から

配信されているお知らせのメールで

アレは木星と金星だったのだと知りました。

木星はともかく、金星は宵の明星だし

なぜ気づかなかったのでしょう……?(; ̄Д ̄)

 

 

……というように中途半端な天文ファンの私ですが、

天体写真家である藤井旭さんの訃報を

宇部天文同好会のニュースペーパーで

知った時には衝撃を受けました。

大腸がんで昨年12月に亡くなられていたとのこと。

 

藤井旭さんは多くの

天体にまつわる著書を残されていますが

「星になったチロ」という子ども向けの本が

代表作であるようです。

私も子どもの頃図書館で借りて

読んだ記憶がおぼろげにあります。

 

その後も宇宙関係の書籍などで

写真家としてお名前を目にすることも多かったですし

ほかの著書についても、1冊だけ

「星座図鑑」という本を持っています。

分かりやすくて、この本で(少しですけど……)

私も星や星座の名前を覚えました。

 

 

……しかし、無知な私は

藤井さんが山口市の出身だったとは

存じ上げませんでした。

その上、宇部天文同好会会長の久幸さんと

山口高校で先輩と後輩の間柄だったとは驚きです。

 

地方局のニュースで

藤井さんの訃報についての特集が放送された時、

久幸さんも取材を受けていらっしゃって、

天文部の先輩として色々教えてもらったと

お話されていました。

 

宇部天文同好会の講演会に参加申し込みする時は

いつも久幸さんにメールさせていただきますし……。

星のように遠い方だと思っていましたが、

はじめて藤井旭さんを(勝手に)

少しだけ身近に感じてしまいました。

 

愛犬のチロにまた会えていたらいいですね。

というか、「星になったチロ」

また図書館で見つけたら読み返してみたい。

 

ご冥福をお祈りいたします。