星空と、色えんぴつ

日々の小さな発見や、ちょっと面白いこと、楽しいこと。

中秋の名月は満月とは限らないらしい。

昨日、9月29日は

中秋の名月だったそうですね。

 

そういえば、先月の8月31日が

スーパーブルームーン」の

満月だったわけだから。

あれから、およそ1ヶ月経って

次の満月が来たってことだな……と

勝手に納得していたのですが。

 

その中秋の名月について

放送していた地方のニュースで、

中秋の名月は満月とは限らないことを

ご存知ですか?」ということを

アナウンサーの方がおっしゃっていて。

 

私はご存知ではなかったので

「???」となりました。

 

次に中秋の名月

満月が重なるのは7年後なのだそうです。

……むしろ、中秋の名月が、

満月であることの方が少ないのでしょうか?

 

気になったのですが、

ニュースではそれ以上のことを

説明してくれませんでした。

 

 

中秋の名月……

毎年のように耳にする言葉ではあるけれど

定義は知りません。

 

調べてみたところ、

旧暦の8月15日にお月見をしていた

昔からの風習に由来しているようです。

 

現在も、中秋の名月の日付は、

旧暦をもとに決められているそうで。

つまり、今年の9月29日が

旧暦では8月15日だったのでしょう。

 

そのため、中秋の名月

実際の満月の日とは

ちょっとズレてしまうことが

多いのだそうです。

 

 

それでは旧暦の時代であれば、

中秋の名月=満月で

間違いなかったのでしょうか。

旧暦は月の満ち欠けによって

決められていたので、

15日の夜(十五夜)が満月だったはず。

 

……というイメージがありましたが、

実際はそうでもないようです。

 

「金環皆既日食」について

調べた時も書きましたけれど、

そういえば月の軌道は完全な円ではなく

楕円になっているんでしたね。

 

なので、新月が満月に

変化していくまでの日数も、

厳密にはその時によって

ズレがあるようです。

 

旧暦の8月15日も、

現在の中秋の名月がそうであるように、

必ずしも実際の満月の夜とは

重ならなかったのでしょう。

 

満月は、月と地球と太陽との

位置関係で見えるものなので。

旧暦だろうが新暦だろうが、

人間のつくったカレンダーに合わせて

動いてくれるわけではなかったですね。

 

 

まあ、身もふたもないことを言うなら、

満月と1日くらいズレた月でも

目視ではそんなに違わないですし、

お月見するには問題ないですよね( ̄∀ ̄)

 

昨夜、私も家の外から

中秋の名月を見上げてみました。

このブログの天文ネタは

大抵「曇ってて見えなかった」というオチですが、

よく晴れていて、お月様はきれいに見えました。

 

……ただ、すぐに蚊に刺されて

お月見終了しましたけど。

 

( ̄∀ ̄)